NEWS

ニュース

SHARE

2022.09.07

  • ホップ
  • 農業

ホップを乾燥させる理由とは?遠野市のホップ乾燥施設での作業を紹介

岩手県遠野市は、日本随一のホップの生産地です。ホップは夏に収穫される植物で、主にビールの香りや苦味を作り出す大切な原材料として知られています。しかし、収穫したばかりのホップは水分が多く含まれており、そのままではすぐに劣化してしまいます。そのため、収穫後に乾燥させて保存しやすい状態にする必要があるのです。遠野市にはホップの乾燥施設が2つありますが、その作業についてご紹介します。

遠野市のホップ乾燥施設での作業工程

2022年8月現在、遠野市では2ヵ所の乾燥施設が稼働しています。遠野市土淵町飯豊周辺にある4農家分のホップを扱う飯豊ホップ収穫センター(1983年設立)と、それ以外の地区のホップを扱う上郷ホップ収穫センター(1976年設立)です。上郷ホップ収穫センターは現存する日本のホップ乾燥施設では最大の施設になります。

乾燥施設では、ホップ畑で収穫したホップを毬花とその他に分け、品質の良い毬花を選別して、乾燥、梱包、出荷作業を行います。それぞれの作業をご紹介しましょう。※下記で使用しているのは上郷ホップ乾燥センターの画像です。

1. 花かけ

花かけとは、圃場から収穫されたホップを摘果用の花かけ機に吊るす作業です。

花かけの作業風景

2. 摘果

ホップを蔓と毬花に選別する作業を摘果といいます。吊るされたホップを両側から回転する機械にかけ、毬花とその他に分けた後、葉や枝、規定に満たない毬花を手作業で取り除きます。

画像左上の部分で最初の摘果を行う
機械での摘果を終えたホップの毬花
葉や枝、規定に満たない毬花を手作業で取り除く

3. 乾燥

選別した毬花を既定の水分量まで乾燥させます。乾燥機は底が網目状になっており、ボイラーから発生する熱風を下から吹き上げることで乾燥させます。乾燥の途中では、均一化を図るために数時間に1度混ぜる作業が必要です。毬花を冷ます放冷や、再度熱を加える工程を繰り返して、最適な水分量に調整していきます。

乾燥の途中に均一化を図るために混ぜている様子
乾燥作業を終えたホップの毬花
毬花を冷ます放冷という工程

4. 梱包

最後に、乾燥した毬花をキリンビール株式会社規定の麻袋に詰める作業を行います。毬花を麻袋に少量ずつ入れ、プレス機を使って3、4回圧縮作業をしながら詰めていきます。1袋50kgのホップが詰まった麻袋は、岩手県奥州市にあるキリンビール株式会社の工場でペレットに加工されます。

プレス機を使って圧縮作業をしながら梱包していく
梱包された乾燥ホップはこの後にペレット加工の工場に運ばれる

持続可能なホップ栽培のために

遠野市でのホップ栽培を持続可能なものにするために、ホップ乾燥施設は欠かせないものです。しかし、ホップ乾燥施設は老朽化しており、いずれはリニューアルが必要になるでしょう。

遠野市のふるさと納税で、「ビールの里プロジェクト」を寄附先に指定していただければ、それがホップ乾燥施設のリニューアル費用として活用されます。ホップ栽培を持続可能なものにするためには、支援してくださるサポーターの力が必要です。ぜひ、ふるさと納税でビールの里プロジェクトを応援してください。

遠野市 ふるさと納税

ふるさと納税ポータルサイトはこちら

文:富江弘幸

※当サイトの画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

CONTACT

お問い合わせ

プロジェクトについてご賛同いただき仲間になっていただける方からのお問い合わせや、取材・メディア掲載、ツアー内容、新規就農、移住についてのお問い合わせはこちらよりご連絡ください。